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まずはアイシング?もっとこれを・・・

スポーツ中の事故体験

スポーツの世界で私は、選手を目指すものとして、そして選手として、更に指導者として活動をしてきました。その活動を行う中で、練習中の事故、お客様の事故、試合中の事故など、実際の現場で起きた事としてご紹介致します。


アイシング

スポーツをしている方であれば、耳にした事か、行った事が必ずあると思います。
アイシングは、氷や、氷嚢を用いて患部を冷やす事をいいます。
もし氷が無い場合には、流水や、アイススプレー(アイシング用のもの)で冷やす事も可能です。適切な効果が最も得られるのは、摂氏0℃の氷です。

アイシングを行う事により、患部の痛感神経の働きを抑え、痛みを和らげる効果があります。冷やす事により、その箇所の血管が細くなり、切り傷などによる出血を抑えたり、打撲からの内出血による隣接する細胞への悪影響を抑えるなどの効果もあります。筋肉疲労の軽減、筋肉の温度調節など、様々な症状に対して有効です。
主に、筋骨格系の怪我に対しては適切な応急処置といえるでしょう。

私の現場においても、アイシングは頻繁に行われます。

  • ・足をひねった
  • ・アキレス腱が切れた
  • ・骨が折れた
  • ・指を切った

まず冷やす事で、最低限の応急処置といえます。
たまに「暖めたほうが良いと聞いた」などというお客様がいるのですが、暖めるという行為はお客様の状態を診断した上で行わないと、悪化させる危険性をもっております。ですから、自分で判断するのはやめましょう。

そして、アイシングは応急処置にすぎないので、痛み、腫れなどを見て、病院にいくようにしましょう。

アイシングの際に使用する道具は、氷とタオルや氷嚢、ビニール袋のいずれかがあれば大丈夫です。氷嚢やビニール袋を使用する場合には、氷を入れた後、中の空気を減らしてふたを閉める(しばる)ようにしてください。氷しか無い場合は、布か何かでくるみ、直接肌に氷をあてないよう注意をしてください。
たまに凍傷や、やけどのような状態になってしまう人もいます(氷アレルギー)

熱中症対策

「熱中症とは?」詳しくはこちら…

…スポーツの場合、運動中は筋肉が動き、体中に血液を運ぶポンプのような役目をしているのですが、運動を止めた瞬間にそのポンプの役割も停止するため、一時的に脳への血液供給が少なくなり、めまいなどが起こります。また、血管の末端が広がるために全体的な血液供給も低くなります。

熱中症になってしまったら...

もし、家族、友人、近くの知らない人でも、熱中症になってしまった場合には、適切な応急処置を行いましょう。まず、塩分を含んだスポーツ飲料を飲んで、涼しい場所で安静にしましょう。それでも症状が治まらないようなら病院にいきましょう。ですが...

アイシングについて

熱中症の治療法ではないのですが、スポーツの現場や、一般的な怪我の際の応急処置としてよくきく「アイシング」についてまとめました。これを覚えておけばどこかで必ず役に立ちます☆